2月3日といえば節分の日だ。
立春の前日にあたり暦の上では明日が立春、そろそろ春の気配がほしくなるころだ。
立春がある以上ほかの四季もあるため、節分は年に4回あるがこの2月3日が圧倒的に知られている。
やはりそれだけ春を待ちわびているということだろうか。
節分といえば、恵方巻と呼ばれる巻き寿司を、その年の丙の方角を向き無言で丸かぶりする。
2018年でいうとそれは南南東に位置するようだ。
そして「鬼は外、福は内」の掛け声で豆まきをし、イワシをはじめとした縁起物を食べる、というのが今も昔も変わらぬ行事だ。
今では恵方巻だけでなく恵方ロールとして洋菓子も参戦しているが、世間的にも盛り上がる行事に間違いない。
スーパーや総菜屋はもちろん、コンビニでも予約注文まで受けていて、普段の総菜エリアが端に追いやられるほどの勢いで売られている。
食べ物で限定モノだけに、売れ残っての廃棄処分というのはぜひとも避けていただきたい。
日本の食料自給率と食品廃棄量のアンバランスさは、何十年も前から問題視されている。
食品に関する仕事にも携わってきた経験から、チェックや規制を厳密にするのは大切だが、一方でいきすぎ厳しすぎな点も多く見てきた。
もちろん何かあってからでは遅いし、一般消費者と企業では感覚が違うのも無理はない。
だからこそ仕入れなどの段階で適正在庫というのを考慮し、できるかぎり無駄のないようになることを願うばかりだ。
さて、今日から立春、暦の上では春。
まだまだ寒いが気を抜かず、来る体感できる春を心待ちにしたい。