今年の年末年始は何年かぶりに、大晦日から実家に帰ることにした。
いつもよりいいごはんとおせちをたらふく食べて、なかなか増量したのではないかと思う。
やはり実家は食って寝て、正月はそれがさらに加速されるようだ。
さてお正月といえば、年賀状に初詣だ。
今ではほんとに何人かしか書いていないが、これからもずっと繋がりのある大切な人たちばかりだ。
しかもみんな連名ということで、結婚しているのだなと客観的に改めて実感。
どうやら自分の周りの同世代の友達の中では、独身のほうがもはや少ないようだ。
まだまだ独身の自分は、そのフットワークの軽さを武器に本年もいろんなことに挑戦したいと思う。
実家にいたころに大晦日に見るテレビといえば、やはり「ゆく年くる年」だろう。
もちろん紅白も見るのは見るが、あくまで惰性でかかっていてチラ見するぐらい。
だが「ゆく年くる年」は昔からじっくりと見入ってしまう。
今年も北海道から九州まで、全国各地の寺社が取り上げられていた。
今年は行ったことがあるところは出なかったが、島根県邑南町の通称天空の駅が紹介されていた。
初詣とは違うが、地域を盛り上げることにスポットを当てたものだった。
そしてこの地は友達の地元でもあり、行ったことはないがなんだか懐かしい気持ちになった。
とても雪が多く、寒さも厳しい地域である。
何かとほんとに大変だと思うが、母子ともに元気にやっていることを、この場を借りて祈るばかりである。
お正月というと一年の節目であり、普段は会えない人に会ったり、年賀状などの手段で連絡を取り合ったりする機会でもある。
自分ではない誰かのことを想う、そんな心の余裕を与えてくれるのがお正月の役割とも思える。
想うだけでなく、年賀状というのはそういう気持ちを少しでも伝えることができる貴重な文化だ。
雪が融けて春がくれば、また友達に会いに行こう、そう思った元旦であった。