ピアノの練習をしていると、必ずといっていいほど直面するのが指に関すること。
利き手はともかく、反対の指はとにかく動きにくい、左右の指で別々の動きができないなどなど。
ただこれらは、毎日やっていると慣れてくるのでなんとかなります。
ですが、慣れだけではどうにもならないこともあります。
それが物理的な問題、指が届かないというものです。
これに関しては、指の間を広げるしかないと思います。
ただ普通にピアノを弾いているだけじゃどうも広がる気がしない、
やっぱり広げるには広げるためのことをしないといけないのでしょう。
昔きいたことありますが、指の間のいわゆる水かきを切るというもの。
ピアニストのかたなどはやっている人も多い、ってほんとかどうかはわかりませんが、
そこでいろいろと調べてみました。
やはり多い意見としてはストレッチですね。
お風呂の中や上がってから、体が温まって柔らかくなっているときが効果的。
反対の手を使って広げるとか、反対の手をグーにして指の間を広げるとか。
机などの硬くて平らなところに指を置いて押さえるように広げていく。
それらをお風呂の湯舟や上がってからすると、実際に広がりましたという声も多くあります。
やっぱり考えることは同じなようで、それは自分もたまにやっています。
ただ、お風呂で湯舟に入るのって実家に帰った時ぐらい、普段はシャワーなんですよねぇ。
しかもお風呂上りもけっこうすぐに寝ることが多いので、あまり時間が取れない。
駅で電車を待っているときにやることはありますが、なんせ動きが怪しすぎてあまり続けられないw
お風呂上りにピアノ練習をするというのはいいかもしれません。
それこそよく広げるわけですから、ストレッチと練習を兼ねて出来そうです。
他にもいろいろ調べた結果、これはいいのでは、というのを見つけました。
ピアニストの伊東佳美さんがアメブロで書かれていたこちらの記事、なるほどこれは参考になります。
https://ameblo.jp/piano-tonica/entry-11746434679.html
他にはない視点、見える指の部分ばかりに目がいきがちですが、その内側、骨と骨の間をほぐすというもの。
なるほど、これは目からうろこ、考えもしなかった。
でも自分のような理屈理系人間には説得力がすごいですw
しかもこれなら外でやっていてもそんな怪しくはないですよね。
今自分は、オクターブはちょうど届きます。
ただそこから半音上がるともう厳しい。
今練習しているのが、ベートーヴェン作曲『ピアノソナタ第14番嬰ハ短調 作品27-2』の第一楽章です。
正式名称は書きたかっただけでw、『月光 第一楽章』というのがよく知られていますね。
この中で2回ずつ3ヶ所、プラス半音とプラス1音の白鍵と黒鍵が出てきます。
どうしても小指の内側が隣に当たってしまうことが多いので、ここがすんなり弾けたら気持ちいいだろなぁ。
この理論的な練習法で、ぜひとも習得したいと思います。