日本で唯一とれる宝石である真珠。
それだけあってか、宝石の中でももっとも身近に感じる存在な気がします。
そして色は白や黒がほとんどで、形やデザインは球体のみというイメージでした。
そんな真珠業界に、日本の宝石研磨会社「小松ダイヤモンド工業所」が、新たな息吹を吹き込みました。
ダイヤモンドのカットを取り入れ、これまで球体一色だった真珠にデザインと光を施したのです。
他の宝石が石であるのに対し、真珠は貝の体内で生成されるバイオミネラル。
石はどこまで削っても石ですが、真珠が削れるのは表面の1mm程度。
それゆえ職人の精度の高い技術が要求されるようです。
できあがった真珠は「華真珠」としてすでにポジションを確立しており、会社は次の構想に着手しているようです。
ダイヤモンドのカッティングといえば、ブリリアントカット。
2019年に節目の100年目を迎えます。
技術というのは常に進化していくもの。
次の100年のスタンダードになるものが、日本から考案されるとすごいことですね。
小松ダイヤモンド工業所に期待したいと思います。