各所で不満の声も相次いでいると聞くが、それでもやはり競技を切り取ればオリンピックらしく盛り上がっている。
カーリング女子チームが、強豪スウェーデンを撃破した。
絶対的に不利な先行ながら、最後のショットを絶妙なところに投げ、見事5cm差で相手を封じ込める逆転勝利を演出してみせた。
頭脳とセンスと繊細さ、まさに日本人のお家芸ともいえるのではないだろうか。
その前のカナダ戦では、思いもよらぬ大敗を喫してしまった。
繊細ゆえに少しの修正もそう簡単にはいかないのが、カーリングの醍醐味でもあり難しいとこなのだろうか。
これで現時点での総合成績はスウェーデンと並んで2位タイ。
ベスト4も見えてきた。
23日からの決勝トーナメントにぜひ駒を進めていただきたい。
フィギュアスケートやスピードスケートのような華やかさはないかもしれない。
だがあの静寂の中に、頭脳と駆け引きが凝縮されていると思うと、常に手に汗握る。
氷上のチェス、まさにぴったりの言葉だ。
現時点では地元韓国が暫定1位となっている。
決勝トーナメントでの熱い闘いに期待したい。