異常気象という言葉もずいぶん一般化したが、この冬もまさに異常気象ともいえるのではないか。
6日から福井県では大雪が止まらない。
もともと雪が降る地域だろうが、それでもその想定の範囲を遥かに振り切ってしまっている。
例年の6倍、1日で130cmも積もればさすがにお手上げというものだ。
北陸自動車道が封鎖されているため、必然的に代替道路である国道8号線に交通は集中する。
ところが高速が封鎖されるほどなのだから、当然国道も普通の状態ではない。
大雪で立ち往生した車が約1500台、もう2日以上にわたって何も進展がないのだ、
当然だが、大雪がやまないかぎりは進展のしようもないわけだ。
食料の配布などが行われており、まさに緊急事態ともいえる。
また物資が輸送できないため、その先の地域のガソリンをはじめとする燃料も底を尽きかけている。
これは二次災害ともいえるだろう。
せめて人命に関することが起きないよう、今は祈るばかりである。