アメリカ サッカー 弱い理由

コラム
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サッカーワールドカップのロシア大会も、いよいよ佳境に入ってきました。
日本は決勝トーナメント1回戦のベスト16で敗退してしまいましたが、格上の強豪相手にすばらしい内容だったのではないでしょうか。
45分間を2回、気も張りっぱなしでものすごい集中力の中で闘っていたといたと思います。
もう単純に、お疲れさまでしたの言葉をかけたいと思います。

さて、サッカーといえば世界一人気なスポーツ、世界一競技人口が多いスポーツとして知られています。
日本人からしたら野球じゃないのか、とも思いますがそれも昔の話。
今ではサッカーのほうが世界的に見ると人気が高いというのはよく知られています。
ボール1個あれば誰でも始められる、そういうところに普及しやすさがあるのでしょう。

ところでサッカー界において、ある大国の名前ってほとんどききません。
すぐ南の国は強豪で、今回も決勝トーナメントに駒を進めていました。
その大国は、サッカーにおいては世界規模で見ると弱い方。
国別のランキングであるFIFAランキングでは2018年6月で25位です。
ちなみに日本は61位、弱いといっても規模が大きいのでそれなりではありますが。

その大国とは、アメリカです。
野球においては世界一を誇るアメリカですが、サッカーはなぜか弱い印象しかありません。
アメリカがサッカーが弱い理由は、昔きいたことがあります。
さかのぼって書いていきたいと思います。

まずなにより、人気がないです、流行りません。
それゆえあえてサッカーをやろうという人がそもそも少ないのです。
当然育成のノウハウや施設や組織も小規模になります。

ではなぜ人気がないのか。
これはアメリカ人の国民性や性格にあるよです。
逆に人気のあるスポーツというと、「アメフト」「野球」「バスケットボール」です。

これらの特徴として、まずアメフトと野球は、攻守がはっきり分かれていて、得点もそこそこ入りやすい。
つまりわかりやすく盛り上がれます。
得点の入りやすさ、これはバスケがダントツですね。
攻守こそ目まぐるしく変わりますが、同じくわかりやすく盛り上がれます。
また特にアメフトは、ハーフタイムショーというのがあります。
それだけで1つのイベントやろ、とツッコミを入れたくなるほどのとてつもない規模です。

一方のサッカーはどうでしょう。
これら3つに比べると、圧倒的に得点が入りにくいです。
攻守はわかりやすいとは思いますが、盛り上がるポイントを得点とすると、やはり迫力や盛り上がりにかけます。
またハーフタイムも15分と短く、その間に何かをするというのもありません。

つまり、アメリカ人にとってサッカーというのは、見ていて暇なんです。
もっとわかりやすく常に盛り上がりたい国民性なんです。
確かにバスケのコートの広さと人数を考えると、サッカーではフィールドの人数は倍になっただけなのに、コートの広さは何倍やねんというぐらい広くなっていますからね。

ということで、人気が出ない、つまりいい選手が育たない、それがアメリカがサッカーが弱い理由です。
逆に、アメフトや野球レベルでサッカーにも力を入れてきたら、いったいどんなスーパースターが誕生するのでしょう。
興味深くはありますね。
ですがこれは国民性という深いところに根付いたもはや文化。
そう簡単に覆ることはないでしょう。

さて、サッカーワールドカップも終盤です。
オリンピック、F1と並ぶ世界三大スポーツの祭典であるFIFAワールドカップ。
次はまた4年後ですが、その4年の間にもうひとつ大きな大会、「EURO」があります。

これは、ヨーロッパとトルコなどの中東諸国による大会、同じく4年に1回です。
正直、こっちの方がレベルは高いと個人的には思っています。
南米がいないのはマイナスですが、その分アジア・オセアニアもいません。
よく地獄のグループ○、という表現をしますが、このEUROのグループリーグは基本それです。
優勝候補がいきなり当たるなんてこともめずらしくありません。

今回のワールドカップは特にテレビは見ていませんが、次のEUROは見たいなと思っています。
それまでに、次世代のスーパースターが現れることを期待しましょう。