静岡市駿河区において、このたび新たな名物が誕生しようとしている。
浜名湖のウナギならぬ、堤防釣りでの外道のゴンズイがターゲットだ。
見た目はナマズに似ているが、背びれと胸ひれに毒があるため釣り人には嫌われているのが一般的。
だが漁師たちは知っている、実はうまいということを。
とうことで今回、街のクリスマスイルミネーション費用のために、ゴンズイに白羽の矢が立ったということだ。
仕掛け人は、同区の用宗地区の活性化を目的に活動する住民有志のグループ「用宗を楽しくする会」だ。
去る11月26日に開かれた地場産品即売会「なぎさ市」で提供したところ、250食が2時間で完売したそう。
話題性も手伝ってだろうが、実際に反響もよかったようなので、これは次も期待できるのではないだろうか。
魚介といえば、完全養殖マグロやにウナギ味のナマズなど、近畿大学が独走している感はある。
しかし今回は資源そのものを見直したということだから、まさに初心に戻ってちいうことだろうか。
知恵を絞りだせばいくらでもいい結果は出てくるものだ。
今回のゴンズイをきっかけに、全国でもさまざまな新たな名産が生み出されることも期待したい。