パソコンやスマホなどが普及し、自分で文字を書く機会がグンと少なくなりました。
読めるけど書けない、そんな字が増えてきたように思います。
昔から、読めるけど書けない漢字の定番といえば、「挨拶」。
とにかくよく見るし絶対に読めるんですが、書くとなると自信がない。
それっぽくは書けますが、毎回正しくは書けません。
あとは「林檎」や「蜜柑」といった果物、これも定番です。
ただまあこっちはもともと漢字で書く言葉でもないので、仕方ないのかとも思います。
では逆に、書けるけど読めない、そんなのもあります。
そしてこれがキーボードで入力するとなると厄介。
読めないということは打てない、思わずフリーズしてしまう、そんな厄介なものです。
その定番、というか差し当たっては1つしか思い浮かびませんが、それが「々」です。
とりあえず、「おなじ」と打ったら出るのは出ます。
ただ、もちろん読み方ではありません。
みなさんはどうやって入力しているでしょう。
段々と打って、段を消したりという場合が多いと思います。
では正しい読み方はなんなのか、気になったので調べてみました。
その結果、正解はなんと、読み方がない、というものです。
というのも「々」は漢字ではなく、そもそも文字でもなく、記号らしいのです。
なので読み方がなくて当然なんですね。
おなじ、と打って変換されるのは、ソフトの開発陣がそう入れたからということになります。
日本語は、世界的に見ても難しい言語と言われています。
話題のアラビア語ほどではないと思いますが、ひらがなカタカナ漢字とありますし、外国語として読み書きを完全にマスターするのは相当の努力がいるでしょう。
そう思うと日本人でよかったなとも思います。
英語やフランス語や、日本語よりも簡単です。
もっともそのよかったを実感するのは、海外旅行などの予定があればの話ですが、。