祇園祭 京都

コラム
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全国各地で大雨の被害が続いていますが、この台風が終わればいよいよ梅雨明けして夏の到来でしょう。
とはいえ今また台風8号もきているようなので、まだまだ気は抜けません。

そして今週末は2ヶ月半ぶりの祝日で久々の三連休ですね。
多くの人が遠出やプチ遠出を楽しむのではないでしょうか。

さてそんな台風による大雨の影響が続いている中ですが、京都では日本三大祭りのひとつである「祇園祭」が始まっています。
あとふたつの三大祭といえば、大阪の天神祭と東京の神田祭です。
天神祭は近所なので行こうと思えば行けますが、人が多すぎて行ったことはありません。
あとは、奈良の人は大仏を知らない理論wにより、いつでも行けるから気が向いたら、となっている感じです。

祇園祭といえば有名なのが、ユネスコ無形文化遺産に登録されている山鉾巡業。
そのハイライトは17日(火)と24日(火)で、実に33基もの鉾が街を練り歩きます。
祇園祭についての詳しい内容や日程は、『京都市観光協会』のHPが見やすくなっていますので、参考にしてみてください。
ちなみに下のURLは日程が詳しく記載されています。

https://www.kyokanko.or.jp/gion/gyoji.html

ところで、京都の人って観光客に冷たい、というイメージがあるようです。
閉鎖的というか、よそ者を嫌うというか、そういう府民性があるとかないとか。

何年か前までそれが不思議だったんですが、ある体験をキッカケに、たしかにそうなるかも、と思うようになりました。
もちろんもっともっと深い歴史があってのこともあるとは思いますが、個人のレベルで感じたことです。
それが数年前の春、桜が満開になった絶好のお花見日和の週末です。

 

文字通り桜の名所として知られる大阪桜ノ宮。
淀川の支流である大川が流れ、その河川敷というか川沿いはきれいに整備された公園のようになっています。
そこには多くの桜が並び、ゆったりとお花見をするのにはもってこいの場所です。

で、この敷地内、BBQなどの火を使う行為は禁止されています。
ちゃんと立て看板もありますし、人が密集するわけですから火は何かと危ないわけです。

でもね、お花見をしにくる人ってほとんどが酒を飲みに来ているわけですよ。
つまり騒ぎたいんです、お花見という大義名分をもって昼間から飲んで騒ぎたい、ただそれだけです。
なのでこの看板も無視、そこかしこでセットを持ち込んでバーベキューをしている輩も多くいます。

なにより衝撃を受けたのが、週明けの月曜日です。
たまたま休みで近くを通ったのですが、とにかくゴミがすごい。
ゴミ箱の設置こそしていますが、当然賄いきれる大きさではありませんし、もう全体がゴミだらけになっています。
しかも、屋台も多く出ていましたが、その屋台から出たゴミも多いこと。
業者なら自分で持って帰れよって思います。

で、それらを片付けるわけですが、それをするのって地元の学生ボランティアがほとんどです。
学生って広い意味です、小中学生だって片づけをしているようです。
乱痴気騒ぎをした当の本人たちがその光景を見たとき、いったいどんなこと考えるでしょうね。
あの光景を見た瞬間、少なくともここではお花見をしたらあかんなと思いました。

そして1本道路をはさんでいるとはいえ、住宅エリアはすぐそこ。
はっきり言って、うるさいだけの酔っ払い集団です。
こんな節度のない観光客、いくら地元に金を落とすとはいえ邪魔なだけですよね。

それを思ったとき、もしかして京都って年中こんな感じなのかなと。
いわゆる町屋など、街そのものが雰囲気を出している京都って、地元の人の生活空間さえも観光の材料になるわけです。
外国人も多く訪れますし、治安やプライバシーとか気が気じゃないはずです。
そら観光客というか、よそものが嫌いになると思います、これは仕方がない。

ということで桜ノ宮のことがあってから、特に多くの人が集まる観光地ではゴミは持ち帰るようになりました。
あの光景を見て以来、同じことするのが無理になったからです。
自分で持って行ったお茶のペットボトルなどはもちろん、コンビニで買ったちょっとした軽食やおやつなどで出たゴミも全部。
ひとりやったところで意味はないので自己満足ですが、もしこれから祇園祭に行こうと思っている人がいましたら、少しでも考えてもらえれば幸いです。